「遠方から新幹線に乗って家族で楽しみに来たのに……」。大会当日、湖畔の有料観覧席エリアの検札ゲートでは、胸を痛める光景が繰り返されている。スタッフの専用端末が読取エラーを弾き出し、発覚するのは「すでに別の人間が入場済みのコード」か「システムに存在しない架空のコード」だ。
打ち上げ時刻が迫る中、ゲートの前で呆然と立ち尽くす家族連れや涙を流すカップル。スタッフも苦渋の決断として入場を拒否せざるを得ず、現場でトラブルとなって警察官が出動する事態も起いている。犯行グループは遠く離れた場所から電子マネーを持ち去り、現場の混乱など知る由もない。