物語の核心である「黒ずくめの組織」との全面対局において、彼の存在はすでに決定的な鍵を握っている。長年闇に包まれていた組織のトップ、「あの方」の正体が大富豪の烏丸蓮耶であることを突き止めたのは、他ならぬ彼だった。息子の新一や警察関係者が断片的な情報に翻弄される中、彼は僅かな手がかりから暗号を解読し、真実へと一気に到達してみせた。
さらに彼は、アメリカの捜査機関であるFBIの最高幹部たちからも絶大な信頼を寄せられている。赤井秀一をはじめとする捜査官たちが絶体絶命の局面に直面した際、影の参謀として緻密な作戦を提示したシーンは記憶に新しい。単なる小説家の枠を超え、世界規模の犯罪組織を追い詰める戦略家としての顔がここにある。