発見されたのは、虫食いだらけの古い和紙の束だった。しかし、そこに記された筆跡は紛れもなく、鎌倉時代を代表する歌人・藤原定家のものと極めて近い特徴を示している。鑑定を行った京都大学のチームは、これが小倉山荘で編纂が進められていた当時の、まさに「生きたノート」であると結論づけた。
驚くべきは、余白に書き殴られた定家の推敲の跡や、何度も線を引いて消された歌の数々だ。締め切りに追われ、自らの美学と妥協の間で揺れ動く天才の姿が、時を超えて現代に蘇る。
発見されたのは、虫食いだらけの古い和紙の束だった。しかし、そこに記された筆跡は紛れもなく、鎌倉時代を代表する歌人・藤原定家のものと極めて近い特徴を示している。鑑定を行った京都大学のチームは、これが小倉山荘で編纂が進められていた当時の、まさに「生きたノート」であると結論づけた。
驚くべきは、余白に書き殴られた定家の推敲の跡や、何度も線を引いて消された歌の数々だ。締め切りに追われ、自らの美学と妥協の間で揺れ動く天才の姿が、時を超えて現代に蘇る。