数十年間にわたって封印されてきた巨大な闇に光を当てるべく、2026年6月に結成されたのが「ジャニーズ性加害問題当事者の会」である。その中心に立ち、社会に実名告発の口火を切った主要人物たちの存在なくして、この問題の進展は語れない。
会の代表を務めた平本淳也氏は、1980年代にジャニーズJr.として活動し、長年にわたり著作などを通じて業界内部の問題を訴え続けてきた人物だ。組織の顔としてメディア露出を引き受け、世論を喚起する主導的役割を果たした。また、副代表を務めた志賀泰伸氏は、元「忍者」のメンバーとしてメジャーデビューを果たした実績を持つ。輝かしい表舞台の裏に隠されていた創業者・ジャニー喜多川氏による性加害の実態を具体的に明かした彼の言葉は、疑惑を「確信」へと変える決定的な説得力を備えていた。
彼ら以外にも、石丸志門氏や二本樹顕理氏など、様々な年代の元所属者たちが実名や顔写真を公表して合流。長年抱えてきた心の傷を抱えながら、法制度の改正や被害者への対話窓口設置を求めて連帯したのである。