ステマ騒動に先立つ2019年3月、『アナと雪の女王』シリーズの屋台骨を揺るがすもうひとつの衝撃的な事件が発生しました。日本版でオラフの声を担当し、その独特のユーモアと親しみやすさで絶大な支持を得ていたピエール瀧氏が逮捕されたことです。
ディズニー側は即座に同氏の降板を決定。当時、前作『アナと雪の女王』のBlu-rayやDVDの出荷停止、オンデマンド配信の差し替え、さらには東京ディズニーランドのパレード音源の改修など、前代未聞の回収・修正対応に追われることとなりました。
何よりもファンを不安にさせたのは、「同年11月に日米同時公開を控えていた『アナ雪2』のオラフ役を誰が引き継ぐのか」という点でした。オラフは前作のヒットを牽引したキーキャラクターであり、ピエール瀧氏の個性的な声とアドリブ感に満ちた演技は、ファンの間で唯一無二の存在と見なされていたためです。