土曜日の正午過ぎ、施設を取り囲む道路にはハザードランプを点滅させた車両が列をなす。現地で稼働している最新の満空情報システムは、敷地内の各ブロック(平面駐車場、立体駐車場、屋上駐車場)の残台数をリアルタイムで表示し、ドライバーを誘導している。場内各所に設置されたセンサーとカメラがナンバーと空きスペースを把握し、かつてのような「場内を延々と周回して枠を探す」ストレスは大幅に軽減された。
それでも、収容能力の限界に近い時間帯には物理的なボトルネックが発生する。特に雨天時は屋根のある立体駐車場1階・2階へ車両が集中し、晴天時とは全く異なる局所的渋滞が生まれる。システムがいくら進化しても、最後はドライバー側の事前の状況判断と時間帯のズラしが鍵を握る。