ジャーナリストとしての追求は、ペンからカメラへと広がっていく。伊藤詩織氏が長年撮りためていた自らの映像記録や音声データを再構成し、自ら監督を務めたドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』が完成した。
本作は、独立系映画の最高峰として知られるサンダンス映画祭のワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門に選出され、世界初上映を果たした。自身が直面した恐怖や孤立感、捜査関係者への極秘取材の様子をありのままに記録した映像は、観客や映画批評家たちに強烈な衝動を与えた。ドキュメンタリー映画としての完成度の高さは、監督としての新たな才能を世界に証明することとなった。