対戦相手の守備陣を震え上がらせているのが、圧倒的な推進力を誇るマテウス・ジェズスと、ボックス内での冷徹な決定力を持つエジガル・ジュニオのブラジリアンコンビだ。
マテウス・ジェズスの中盤からの持ち上がりは、もはや理不尽の領域に近い。相手ボランチが2人掛かりで止めにかかろうとも、強靭なフィジカルでなぎ倒し、前線へ弾丸のようなスルーパスを突き刺す。守備から攻撃へと切り替わった瞬間の爆発的な初速は、相手チームのプランを瞬時に水泡に帰す。
そして、そのパスの終着点で待ち構えるのがエジガル・ジュニオだ。決して派手なフェイントを乱発するわけではない。しかし、相手センターバックの死角へ消える老練なポジショニング、ファーストタッチで確実に前を向く技術、左右どちらの足からでもゴールネットを揺らす天性の嗅覚。この二人がピッチ中央で縦関係を築いたとき、V・ファーレン長崎のゴール期待値は跳ね上がる。