番組の代名詞ともなった名物コーナー「プリプリプリティ」では、篠原が楽屋へ突撃し、大物ゲストたちを容赦なく自らのペースへと巻き込んでいった。吉田拓郎に対しても一切の遠慮なく「拓郎さん!」と叫んで抱きつき、腕にデコレーションを施す姿は、従来の歌番組の常識を鮮やかに打ち破った。
日本のエンターテインメント業界や日本音楽事業者協会の歩みを見渡しても、第一線で活躍するシンガーソングライターがこれほどまでにバラエティの波に飛び込み、若い才能と本気でぶつかり合った例は極めて珍しい。拓郎自身も「彼女の破天荒さには降参した」と笑いながら語っていたが、そこには年下のクリエイターに対する惜しみないリスペクトが隠されていた。