順風満帆に見えたキャリアの途上、相葉を襲った最大の試練が2002年の右肺気胸だった。突如襲った胸の激痛。緊急入院と手術を余儀なくされ、ハワイでのコンサート出演も断念せざるを得なくなった。当時まだ20歳手前だった若者にとって、この離脱は計り知れない絶望だったはずだ。
「自分の居場所がなくなってしまうのではないか」という強い焦燥感。だが、病床で噛み締めた悔しさと、メンバーやファンの温かい励ましが彼を強くした。復帰後、ステージに立てる喜びを全身で表現するようになった相葉の姿は、嵐というグループの結束をより強固なものに変えた。大きな試練を越えたからこそ、彼の笑顔には深い優しさと覚悟が宿るようになった。