かつてのウォーターサーバーは、オフィスに置くような青い樹脂ボトルと無機質なプラスチック筐体が主流で、こだわりのインテリアを台無しにする存在だった。その概念を根底から覆したのが、日本を代表するプロダクトデザイナーの深澤直人氏である。
深澤直人氏が手がけたサーバーデザインは、無駄な装飾を削ぎ落とし、有機的な曲面と生活空間に溶け込む圧倒的な美しさを具現化した。家電としての主張を抑え、あたかも最初からそこにあったかのように部屋と調和する。このデザイン革命以降、メーカー各社はインテリア性を最重視するようになり、小型モデルにおいてもマット質感やニュアンスカラーを採用した「魅せる家電」への進化が急速に進んだ。