華やかな放送・マスメディア業界に別れを告げ、政治・行政の荒波へ飛び込む決断は、当時のメディア界に大きな衝撃を与えた。知名度ゆえの風当たりや、タレント候補としての色眼鏡で見られる悔しさを、彼女は愚直な政策対話で跳ね返していく。
参議院議員選挙への初挑戦時、街頭演説で見せたのは原稿なしで聴衆を惹きつける圧倒的な弁舌だった。アナウンサー時代に培った発声と明瞭なロジックは、演説会場の空気を一瞬で変える力を持っていた。有権者の批判的な声にも正面から耳を傾け、自らの言葉で国家のビジョンを語りかける地道な活動が、やがて強固な支持基盤を築く原動力となった。
スポットライトを浴びる側から、制度設計という舞台裏の重責へ。華麗な転身の裏には、泥臭い努力の積み重ねがあった。