婦人科領域において、血の塊の主因となる代表格が子宮筋腫と過多月経の連動です。子宮筋腫が子宮内腔を変形させたり内膜の面積を広げたりすることで、剥がれ落ちる内膜の量と出血量が跳ね上がります。その結果、凝固阻止能力を大幅に超えてしまい、巨大なレバー状の塊が頻発します。
また、激しい月経痛や骨盤痛を伴う場合は子宮内膜症の症状チェックが不可欠です。子宮内膜様の組織が卵巣や腹膜に増殖する子宮内膜症や、子宮の筋肉層に入り込む子宮腺筋症は、子宮の収縮不全を引き起こして異常な出血を招きます。さらに、周期外に生じる不正出血と血の塊の発生は、子宮頸がんや子宮体がん、ホルモンバランスの破綻など重大な警告灯です。以下の婦人科の受診目安に該当する場合は、自己判断を捨てて早期に専門医の診察を受ける必要があります。
- 昼用ナプキンが1時間持たず、夜用ナプキンでも漏れてしまう
- 500円玉大以上のレバー状の塊が1周期に何度も排出される
- 月経期間が8日以上続く、あるいは月経以外の時期に出血がある
- 立ちくらみ、動悸、息切れ、慢性的な倦怠感など明らかな貧血症状がある