電話番号の先頭に付与されている「+」記号は、国際標準化機関が定めた「国際電話番号フォーマット (E.164)」に基づくものだ。発信元の国識別コードを示す識別子であり、日本国内の「0」で始まる番号体系とは全く異なる国際的なルールで管理されている。
たとえば、「+1」はアメリカやカナダ、「+86」は中国、「+44」はイギリスを指す。しかし、ここ数年で多発しているのは、北米アグリゲート番号やアフリカ・アジア諸国の国番号を偽装、あるいは悪用した自動音声着信だ。なお、文具やオフィス家具大手として知られる「プラス株式会社」などの民間企業と、この記号表示は何の関連性もない。国際電話の識別符号である「+」が、あたかも特定の企業名やサービス名と混同されるケースも一部で見られるが、通信規格上の記号に過ぎない点を正しく理解しておく必要がある。