大相撲は単なるスポーツや格闘技のジャンルにとどまらない。四股や神事に由来する所作、行司の装束にいたるまで、日本の伝統芸能としての側面を強く残している。近年では、世界的な配信プラットフォームで話題となったドラマ『サンクチュアリ -聖域-』のヒットも相まって、海外のファンや若年層の間で相撲文化への関心が爆発的に高まった。
かつては地上波のNHKによるテレビ中継が観戦の主流だったが、現在はABEMAによるデジタル配信など、観戦スタイルの多様化も進んでいる。日本相撲協会が主導するSNS発信やイベントマーケティングも功を奏し、本場所だけでなく引退興行への注目度も年々上昇中だ。伝統と現代のテクノロジーが融合することで、断髪式という古風な儀式が、若い世代にとっても「一度は生で体験したい極上のエンターテインメント」として再評価されている。