セルフメディケーションを安全かつ効果的に成功させるためには、「市販薬で様子を見て良い状態」と「直ちに医療機関へ行くべき状態」の境界線を明確に引くことが不可欠です。
【市販薬をまず試して良い人】
- 風邪をひいた後に鼻水が粘り始めたが、発熱はなく症状が始まってから1週間以内である。
- 頬や眉間に軽い重だるさはあるが、日常生活に支障をきたすほどの激痛ではない。
- 仕事の都合などで数日間耳鼻科を受診できない間の「初期対症療法」として服用したい。
- 鼻水の性状に合わせて「辛夷清肺湯」か「葛根湯加川芎辛夷」を正しく選別できている。
【市販薬の使用を避け、直ちに耳鼻咽喉科を受診すべき人】
- 38度以上の発熱がある、または片側の頬・目の奥・頭部が激しく痛む。
- 目の周りが腫れて見えにくくなったり、物が二重に見える(視覚異常)などの合併症兆候がある。
- 黄色や緑色の悪臭を伴う鼻水が2週間以上続いており、市販薬を5日間飲んでも改善しない。
- 気管支喘息の既往があり、嗅覚障害(においが全くしない)を伴っている。
- 基礎疾患(高血圧、心臓病、腎臓病など)があり、複数の医療用医薬品を服用中である。