藤木直人には、同日に生まれた二卵性双生児の兄・康人(あきと)氏がいる。かつて番組やインタビューでも明かされているが、幼少期から学生時代にかけて、彼は常に「完璧な兄」の影を感じながら育ったという。
勉強もでき、運動神経も抜群で、誰からも好かれる存在だった兄。対する自分は人見知りで、どこか控えめな性格。同じ年月を生きながらも、周囲からの評価や自分自身の自己評価において、弟としての劣等感を抱え続けていた時代があった。二卵性であるがゆえの容姿の違いや性格の差が、思春期の彼の心に複雑な影を落としていたのだ。