市場での価値高騰は、すでに天井が見えない域に達しています。1990年代から2000年代初頭にかけては、解体屋や中古車店で十数万円から手に入った時期もありましたが、現在の相場は当時の面影すら留めていません。
特にオリジナルの塗装やパーツを残した「ワンオーナー車」や、当時の雰囲気を色濃く残したフルカスタム車両は、中古車市場で350万円から400万円以上の高額で取引されるケースが日常茶飯事となっています。車検の不要な250ccモデル(CB250T)も維持費の安さと希少性から需要が集中しており、400ccモデルと同等以上のプレミア価格がついているのが実情です。投機目的のバイヤーだけでなく、「生きているうちに本物に乗りたい」と熱望するリターンライダーの参入が相場をさらに押し上げています。