現在、かつて神戸神奈川アイクリニックで施術を受けた元患者から最も多く寄せられるのが、「過去のカルテ(手術記録)を取り寄せたい」という相談です。特に、40代・50代以降になって白内障手術や緑内障の精密検査を受ける際、レーシック前の角膜曲率半径(K値)や切除量のデータが不可欠になるケースが多いためです。
通常、破産した医療機関のカルテは裁判所が選任した破産管財人の管理下に置かれます。しかし、医師法第24条第2項で定められたカルテの法定保存期間は「5年間」です。医療法人社団健究会の破産終結から年数が経過した現在、破産管財人の専用窓口や法人の公式問い合わせ先はすでに閉鎖・解散しており、直接カルテを請求することは事実上不可能です。
カルテの原本が存在しない場合でも、現在の眼科医療技術によって安全な治療を受けることは十分に可能です。角膜形状解析装置(トポグラフィーや前眼部OCT)を導入している眼科専門医であれば、現在の角膜形状を立体的に精密測定し、レーシック既往眼に適した眼内レンズ(IOL)の度数計算を正確に行うことができます。