兄弟が海を渡ったのは2017年秋のことでした。当時、長男は9歳、次男は7歳という若さでした。日本国内での生活を離れ、なぜ遠く離れたイギリスのボーディングスクール(寄宿学校)を選んだのか、その背景には紗栄子の強い母心と教育哲学がありました。
最大の理由は、過熱するメディアやパパラッチの目から子供たちを守ることでした。有名人の子供という色眼鏡で見られることなく、1人の人間としてフラットに評価される環境を求めた結果、歴史と伝統ある英国の教育機関が選択肢に浮上したのです。
当初は紗栄子自身もロンドンに拠点を構えて生活を支えていましたが、子供たちが現地の生活に慣れた段階で単身での寮生活へ移行。現在は日本で牧場経営や芸能活動に奔走する母と、海を越えて自立した生活を送る息子たちという、互いを尊重し合う理想的な距離感を築いています。