問題はロッカールーム内だけにとどまらない。日本サッカー協会(JFA)幹部との間にも、代表選考の方針を巡る水面下の緊張が存在していた。2026年FIFAワールドカップでの過去最高成績更新という大目標を掲げる協会側は、商業的価値や話題性を意識したメンバー構成への期待を隠さない。
対する森保一監督は、あくまで現場の調子とチーム戦術への適応度を最優先するスタンスを崩さなかった。結果を求められるプレッシャーと、外部からの多様な思惑。その狭間で葛藤する指揮官の決断は、時に協会幹部との激しい議論を引き起こし、選考プロセスの透明性や現場の主導権を巡る大きな課題を投げかけている。