カビ取りの定番である塩素系漂白剤(キッチンハイターや衣料用ハイター)は、圧倒的な殺菌力と漂白力を誇ります。しかし、強力すぎるがゆえに使用には厳密な見極めが求められます。失敗を防ぐための使い分けルールを把握しておきましょう。
塩素系ハイターが使えるのは「白無地のポリエステル製品」に限定されます。色柄が入ったレースカーテンや、麻・シルク・レーヨンなどのデリケートな天然素材・混紡素材に使用すると、一瞬で色が抜けたり繊維がボロボロに溶けて破れたりする危険があります。また、ポリエステルであってもUVカット加工や遮熱加工などの特殊コーティングが施されている場合、薬剤によって機能が損なわれる恐れがあります。
白無地の化学繊維で頑固な黒カビが点々と残っている場合は、水で薄めた塩素系ハイター液(水1リットルに対しハイター約10ml)にカビ部分のみを15分〜30分程度ピンポイントでつけ置きするのが安全です。それ以外の生地や全体的な黄ばみ・カビには、安全性の高い粉末タイプの酸素系漂白剤を選択してください。