現地での独占取材を通じて見えてきたのは、欧州市場を見据えた日本企業の積極的なアプローチだ。近年、日本の大手製造業やIT企業が現地にアクセラレーター拠点やCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)の出張所を設置し、欧州発のディープテックやAIスタートアップとの協業を進める事例が目立っている。
また、日本発の起業家が現地プログラムに採択され、欧州拠点を足がかりにグローバル展開を加速させるケースも増えてきた。言語やビジネス習慣の壁を超え、現地の圧倒的な流動性と投資ネットワークに直接アクセスできる環境は、国内市場にとどまらない成長を目指す日本勢にとって強力な跳躍台となっている。