しかし、このブームは決してポジティブな側面ばかりではない。「バズる」ことへの執着が、時に動物たちの福祉を脅かす事態を引き起こしているからだ。SNSで珍しい野生動物が話題になると、不法なペット飼育や無計画な繁殖、生息地の破壊といった問題が裏で深刻化する。
これに対し、2026年の保護団体やジャーナリストたちの動きは素早い。TikTokやInstagramなどの主要プラットフォームは、国際野生動物保護基金(IFAW)と連携し、不適切な飼育環境やストレスを与えている動画に対してAIフィルタリングと警告タグを義務付けた。今や視聴者側にも「その可愛さは動物にとって幸せな状態か?」を見極める倫理観が求められている。安易な「欲しい」という欲望ではなく、保護シェルターへの寄付やボランティアという形で愛を還元するユーザーが増加しているのは、救いと言えるだろう。