ネット上の口コミや美容掲示板には、「末広二重は目が小さく見える」「平行二重のほうが絶対に垢抜ける」といった極端な言説が存在しますが、これは大きな誤解です。
目の大きさの印象は、二重の幅そのものよりも「黒目の露出面積(眼瞼挙筋の開瞼力)」によって決まります。骨格に合わない無理な平行二重を作ると、まつ毛の生え際に皮膚が被さって黒目の露出が減り、かえって目が小さく見えたり、眠たげな表情になったりする弊害(いわゆるハム目現象)が生じます。これに対し、自然な末広二重はまぶたの開きを阻害しないため、黒目がしっかりと露出し、生き生きとした目力を生み出します。
また、「蒙古襞があるから切開しなければ二重になれない」というのも誤りです。末広二重はまさに蒙古襞のラインに沿って形成されるため、目頭切開を行わずに埋没法のみで極めて美しい仕上がりを実現できるケースが大多数を占めます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
美容医療やデザイン選択において後悔を避けるため、自身がどちらのタイプに該当するかを以下の客観的基準で照らし合わせてください。
【末広二重を強くおすすめできる人】
- すっぴんの美しさと自然さを最優先にしたい人
- 周囲に整形を気づかれたくない、あるいはダウンタイムを短く抑えたい人
- 蒙古襞がしっかりとあり、和風の涼しげな目元や清楚な雰囲気を活かしたい人
- 10年後、20年後もメンテナンスフリーで自然な目元を維持したい人
【慎重な検討・別デザインの検討が必要な人】
- 舞台メイクや海外風の濃いアイシャドウ・つけまつ毛を常用する人
- 目頭からくっきりと幅のあるアイラインを強調したい人
- 蒙古襞がほとんどなく、もともと目頭が完全に露出している骨格の人(自然と平行二重になりやすい)