この復帰劇において、加藤浩次と同様に重要な役割を果たしたのがナインティナインの岡村隆史でした。自身も体調不良による長期休養から復帰した経験を持つ岡村は、リング外から山本に対し、冷徹かつ的確な言葉を投げかけました。
「めちゃイケを舐めないでほしい」「世間はお前が思っているほど甘くない」という岡村の厳しい叱責は、番組の看板を10年間必死に守り抜いてきたリーダーとしての矜持でした。同時に、山本をただ断罪するのではなく、再びバラエティの世界で戦うための覚悟を問う親友としての愛の鞭でもありました。
さらに特筆すべきは、極楽とんぼの十八番であった「喧嘩コント」の復活です。些細な言い合いから掴み合いになり、最終的には加藤が山本を投げ飛ばしてオチをつけるという往年のプロレス的掛け合いが、復帰回のラストで見事に炸裂しました。10年のブランクを感じさせない二人の阿吽の呼吸に、スタジオのメンバーや視聴者は、コンビという関係性の深淵と切っても切れない絆を実感することになりました。