国内市場を牽引する主要メーカーの間でも、耐久性とコストに対するアプローチには明確な違いが見られる。
パナソニック株式会社の製品群は、徹底した放熱設計と高品質な回路部品の選定に重きを置く。アルミダイキャストを用いた堅牢なヒートシンクや耐熱コンデンサを採用することで、高気温環境下でも基板温度を低く保ち、公称寿命に極めて近い実用耐久性を実現している。初期投資は高価になる傾向があるものの、長期的な信頼性を追求するユーザーから強い支持を得ている。
対するアイリスオーヤマ株式会社は、抜群のコストパフォーマンスと独自の機能提案で急成長を遂げた。回路設計を極限までシンプル化し、独自の量産プロセスによって圧倒的な低価格を実現している。短期間でのリプレイスや、初期導入費用を劇的に抑えたいインテリア用途において強みを発揮する一方、放熱空間が狭い密閉型器具など過酷な環境下では、上位メーカーのフラッグシップ機と比較して基板への熱負荷がやや高まりやすい傾向が見られる。