広い庭がなくても、ベランダでの鉢植え栽培で十分に立派なコキアを育てるノウハウが存在する。最大のポイントは「鉢のサイズ選び」と「根の取り扱い」だ。コキアはまっすぐ下に太い根を伸ばす直根性の性質を持つため、植え替え時に根を傷つけると極端に弱ってしまう。苗を購入したら、できるだけ早い段階で8号(直径24cm)以上の深鉢へ根鉢を崩さずに定植するのが成功への近道だ。
また、ベランダ栽培ではコンクリート床からの放射熱に配慮しなければならない。夏場の強い照り返しは鉢内の温度を急上昇させ、根にダメージを与える。すのこやフラワースタンドを活用して底面を浮かせ、風通しを確保することで、根の健康を保ち、秋には息をのむような鮮やかな紅葉を見せてくれる。