ギネスの歴史において、爪の長さで世界を震撼させた人物はダイアナ氏だけではない。かつて「世界一長い爪を持つ女性」として有名だったリー・レドモンド氏は、両手の爪の総延長が8.65メートルに達していたが、2009年の悲惨な交通事故によってすべての爪を失ってしまった。彼女は「爪を失ったことは人生で最も困難な出来事の一つだったが、同時に解放感もあった」と後に語っている。
また、片手の爪だけを伸ばし続けたインドのシュリダール・チラル氏は、ギネス認定後に爪をカットし、現在はニューヨークの博物館にその爪が展示されている。彼の爪は半世紀以上にわたって伸ばされ、最終的には爪の重みで左手が変形し、耳の聴力を失う原因にもなった。記録の裏には、常に身体的な代償が付きまとっている。