1980年代初頭、爆発的なヒットを記録した「スニーカーぶる〜す」で彗星のごとく登場した近藤真彦は、まさに昭和ポップス黄金期の寵児だった。その圧倒的なカリスマ性と野生味あふれる歌声は、若者の熱狂を一身に集めた。長男格として事務所を牽引するプレッシャーは凄まじく、熱狂の渦中で常に孤独と隣り合わせの戦いを強いられていた。
一方、後発として背中を追い続けた東山は、ストイックなまでに自己を律する姿勢で己のスタイルを確立していく。豪快な長男と完璧主義の次男。対照的な二人の個性が噛み合うことで、昭和から平成へと続く巨大なエンターテインメントの帝国が形作られていった。