歴代のチームを振り返れば、常勝のDNAがいかに受け継がれてきたかが解き明かされる。2012年に圧倒的な投球で春夏連覇を達成した藤浪晋太郎の存在は、まさに圧倒的な個の威圧感を象徴していた。そして2018年、投手と野手の二刀流として旋風を巻き起こし、再び偉業を成し遂げた根尾昂ら「最強世代」の出現。彼らが魅せたプレーの精度と勝補強さは、いまなお高校球児たちのバイブルとして語り継がれている。
春の選抜高等学校野球大会と夏の全国高等学校野球選手権大会。トーナメントという一発勝負の過酷な環境において、勝利を積み重ねる難しさは並大抵ではない。怪我や不調、プレッシャーに晒されながらも勝ち切るメンタリティ。先輩たちの背中を見て育った後輩たちが、また次の世代へと勝者の哲学を繋いでいく。この断絶のないバトンリレーこそが、絶対王者の系譜を形作っている。