日本国内の外国人材受け入れ現場や日本語教室を取材すると、ペーパーテストの点数と実際の業務遂行能力との間に深刻なギャップが生じている現実が浮き彫りになります。
都内の介護施設で外国人スタッフの指導を担当するマネージャーは、当時の現場インタビューで次のように実情を語っています。
「『JLPT N3を持っています』と聞いて採用したスタッフが、現場の申し送りや利用者様との日常的な雑談でまったく言葉が出てこないケースがありました。筆記試験対策の暗記に終始し、実際のコミュニケーションを口から出す訓練をしてこなかったことが原因でした」
SNSやベトナム人コミュニティ内でも、「文法ルールは頭に入っているのに、いざ日本人に話しかけられると緊張して言葉が詰まる」「電話応対で聞き取れない」といった悩みが日常的に投稿されています。この問題を解決するベトナム人 日本語会話 コツは、初期段階からのシャドーイング(音声を追いかけて復唱する練習)と、ベトナム語特有の音声特徴を自覚することです。
具体的には、ベトナム語にはない「長音(おばさん / おばあさん)」「促音(いって / いて)」「濁音・半濁音(ざ・だ・ば行)」の区別を丁寧に意識すること。そして、文末の母音を飲み込まずにハッキリと発音する習慣をつけることで、日本人に一発で聞き取ってもらえるクリアな日本語へと進化します。