クイズ番組での目覚ましい活躍があまりにも有名だが、彼の本質はどこまでもナンセンスとユーモアを愛する一流の漫画家であった。代表作である『モンローちゃん』をはじめ、軽妙なタッチと社会風刺を効かせた4コマ漫画は、当時の若い世代を中心に熱狂的な支持を集めた。時代を読む鋭い観察眼は、複雑なニュースを数コマの線描とセリフに凝縮させる卓越した技術に支えられていた。
彼が築いた表現スタイルは、その後の漫画業界にも多大な影響を与えた。単なるギャグにとどまらず、人間の可笑しさや世相の裏側を覗き込むような視点は、日本漫画家協会をはじめとする専門家筋からも高く評価されている。週刊誌や新聞の連載を何本も抱えながら、一コマひとコマに注ぎ込んだ執念は、今なお日本のコミック史に鮮烈な足跡を刻んでいる。