境内を歩くと、平安時代の伝説的な陰陽師である安倍晴明ゆかりの史跡がそこかしこに点在していることに気づく。伝説によれば、この地は晴明が生誕した場所、あるいは天体観測を行い陰陽道の秘術を修めた修行の地とされており、境内裏手の展望台には「晴明堂」や星観の台座が残されている。
また、境内の池に優美な姿を浮かべる金閣浮見堂(喜多院)は、魔除けや災難除けの霊場として特に有名だ。お堂の周囲を回る「七転び八起き」の魔除け参拝は、厄を払い運気をひらくご利益があるとされ、参拝客が絶えない。学業だけでなく、人生の岐路に立つ人々を力強く後押ししてくれる秘められたパワーがここには宿っている。