騒動が表面化したきっかけは、YouTubeやSNS上で投稿された一本の検証動画だった。イラストの構図、モデルのポーズ、服のシワのラインに至るまで、海外の有名モデル写真やヴィンテージファッション誌の切り抜きと寸分違わず重なり合う――。そんな比較画像が次々と浮き彫りになり、トレース問題の波紋は一気に広がった。
「オマージュやインスピレーションの域を超えている」「作風だと思っていたものが、他人の写真のなぞり書きだったのか」という落胆の声が相次ぐ。イラストレーター本人は一部の引用事実を認めつつも盗作を否定するコメントを出したが、火に油を注ぐ結果となり、疑惑の検証運動はさらに加速していった。