リバースウィーブが誕生したのは1934年。当時のアスリートたちが悩まされていた「洗濯によるスウェットの縦縮み」を解決するため、チャンピオン社が開発した画期的な製法だ。通常、編み生地は縦方向に糸が走るが、それをあえて横向き(リバース)に使用するというコロンブスの卵的なアイデアからその名が付けられた。
さらに、両脇に配された「エクスパンションガゼット」と呼ばれるリブ生地が、横方向への伸縮性を確保すると同時に、激しい運動にも耐えうる運動性を生み出している。本来はスポーツ現場のタフな実用着として生まれたこの構造が、結果として独特の立体的なドレープ感と頑丈なシルエットを生み出し、今やストリートウェアの黄金比となったのだ。