かつて同校が募集を行っていた時期の入試難易度を振り返ると、宮城県内の看護専門学校の難易度において非常にユニークな立ち位置を占めていました。
まず、仙台市医師会看護専門学校の偏差値はおおむね48〜52前後で推移していました。数字だけを見ると中堅レベルに映りますが、これは現役高校生が中心の一般大学受験とは母集団が異なります。特に准看護科は、再進学を目指す主婦層や20代〜40代の社会人受験生が多数を占めており、学科試験(国語・数学など)の点数だけでなく、面接での適性評価や就業継続の覚悟が厳しく問われました。
入試倍率についても、景気動向によって大きな波がありました。リーマンショック後や雇用不安が高まった時期には、仙台市医師会看護専門学校の倍率が実質2倍〜3倍以上に跳ね上がることも珍しくありませんでした。一方で直近の数年間は、看護系大学の新設ラッシュと少子化の影響を受け、一般入試の競争率は1.1〜1.5倍前後へと軟化傾向を見せていました。入試日程は例年、推薦入試が10月〜11月、一般入試が12月〜1月に実施され、学科試験に加えて小論文・面接という伝統的な選考スタイルが徹底されていました。