現代のサッカークラブにおけるファンの熱量は、スタジアムのスタンドだけで完結するものではない。SNSや各種掲示板、ファン作成のYouTube動画やブログ記事など、デジタル空間でのインタラクションがファンダムを拡張している。
FC今治のサポーター層の特徴は、批判のための批判が少なく、建設的なアイディアやクラブへの愛着を語り合う傾向が強いことだ。「アウェイ戦のパブリックビューイングをどこで開催するか」「新規ファンをどう迎え入れるか」といった議論が自主的に発生し、それがリアルの場でのアクションへとつながっていく。デジタル上のコミュニティが、そのままリアルな地域貢献運動のプラットフォームとして機能している稀有な例と言える。