「息子の存在が私を強くしてくれた」——そう語る表情に、かつての不安定な面影はない。一人息子を出産して以来、彼女の生き方の軸は完全に定まった。守るべき大切な命ができたことで、かつては自分自身に向けられていた承認欲求や迷いが消え去り、力強い「母の覚悟」へと昇華したのだ。
子育ての苦労も包み隠さず語る姿勢は、同世代のワーキングマザーたちから熱烈な支持を集めている。夜遅くまでのリハーサルを終え、自宅へ急ぐ姿。息子の笑顔を守るためなら、どんな誹謗中傷や泥に塗れた仕事も厭わない。その覚悟が歌声に圧倒的な「生(せい)の凄み」を吹き込んでいるのは間違いない。