注目すべきは、今回挑んでいる題材が重厚な「SFダークファンタジー」であるという点だ。『チェンソーマン』や『呪術廻戦』で世界を席巻するMAPPAのソリッドなアクション性、あるいは『君の名は。』『すずめの戸締まり』で知られる新海誠監督が誇る光の描写と圧倒的背景美術。代々木ラボは、これらふたつの極致をハイブリッドに飲み込もうとしている。
廃墟と化した未来都市を包む湿った空気感、金属の摩擦による火花、そして闇の中に浮かび上がるキャラクターの瞳。徹底的に描き込まれた1コマ1コマが、観客の視覚神経をダイレクトに攻撃する。ダークでありながら息をのむほど美しい、官能的とも言えるビジュアルショックがそこには約束されている。