「なぜレムは夜神月の罠だと理解していながら、あえてその策に乗ったのか?」——この疑問は長年ファンの間で議論が交わされてきた。その答えの鍵は、彼女の圧倒的なIQの高さと独自の価値観にある。
設定資料や公式ガイドブックで確認できる知能パラメータにおいて、レムは他の死神を遥かに凌駕する知性を持っていた。つまり、月が自分を利用してL(エル)を抹殺しようとしている事実など百も承知だったのだ。それでも消滅を選んだのは、自分が生き残ったところで月を排除すればミサが追い詰められ、逆に月を生かせばミサの寿命が保障されるという、あまりにも切ない計算が成立していたからだ。命をかけた選択の真相は、月への敗北ではなく、ミサの未来を確実に買い取るための「自発的な買い戻し」に他ならない。