一方で、こうした属性診断に対して伝統的な宗教界はどう向き合っているのだろうか。全国の神社を包括する神社本庁や、文化財や宗教行政を管轄する文化庁の立場から言えば、神道本来の教理に「繭気属性」という概念が明確に記されているわけではない。本来の神道は、八百万の神々への感謝と敬意を払い、身心の清浄を保つことを本義とするからだ。
しかし、近年のパワースポットブームは、若年層が伝統文化や神社に足を運ぶ強力なきっかけとなっているのも事実である。教理上の厳密な解釈と、個人の精神的な癒やしやスピリチュアルな体験を求める現代人のニーズが混ざり合い、独自の参拝文化が形作られている。