「道の駅発祥の地 阿武町」という看板を目にして訪れる旅行者は少なくありません。日本の道の駅制度は、1991年に山口県内の国道191号沿いなどで実施された社会実験を出発点としています。その実験拠点の一つであり、1993年の正式登録第1号グループとして産声を上げたのが「道の駅阿武町」です。
地域振興の担当者が「通過型観光から目的地へ転換させることが不可欠だった」と語るように、同施設は時代の変遷に合わせて大規模なリニューアルを重ねてきました。行政主導のハコモノに終わらせず、民間のアウトドアノウハウやウェルネス需要を貪欲に取り込んだ結果、過疎化が進む沿海部において年間数十万人規模の交流人口を生み出す地方創生のトップランナーとして君臨し続けています。