利便性の高まりは、居住ニーズにも即座に波及した。2026年現在の枚方市駅周辺エリアにおける地価公示価格および新築分譲マンションの価格推移は、関西の市外エリアの中でも突出した伸びを見せている。
特に目立つのが、大阪市内や京都市内からの30代〜40代子育て世帯の移住だ。都心部の住宅価格が高騰を続けるなか、特急で京橋まで約14分、祇園四条まで約28分という交通アクセスと、充実した教育施設環境のバランスが評価されている。
駅周辺には小児科クリニックや病児保育施設、さらには行政の相談窓口が一括して整備され、働く親にとっての心理的ハードルを下げる工夫が凝らされている。かつての「ニュータウン世代の高齢化」に悩まされていた郊外都市のイメージは、ここ数年で一気に塗り替えられた。