破局後の布袋が辿り着いた最高峰の一つが、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』テーマ曲への抜擢だった。「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」の世界的大ヒットは、彼を単なる国内のロックスタアから国際的ギタリストへと押し上げた。
ロンドンへ拠点を移した布袋の周辺には、海外のトップミュージシャンや映画関係者をはじめとする意外な交友録が広がっていく。過酷なプライベートの苦悩やバッシングを潜り抜けたからこそ、彼の爪弾くギタートーンには凄みと深みが宿るようになった。孤独と葛藤の先に見出したグローバルな挑戦だった。