インターネット上で囁かれる中毒事故の噂はどこまでが事実なのか。危機管理・ペット安全報道の観点から市場の現状を追うと、過去から現在に至るまで「特定のノミ取り首輪やスポット剤を使った直後に激しい嘔吐や痙攣を起こした」という事例は少なからず報告されている。
ただし、製品自体に致死的な不備があって大量死を引き起こしているというよりは、猫特有の代謝システムと特定の殺虫成分との組み合わせが深く関係している。特に犬用製品や一部の殺虫成分に含まれるピレスロイド系(ペルメトリンなど)は、猫の肝臓では正常に代謝解毒できず、重篤な中毒に陥る危険性が極めて高いからだ。