SNSや掲示板での反応を追うと、「アラジンのトラの名前」をめぐる話題は大きく3つのパターンに分類できる。
第一に、「名前を忘れた・知らなかった」という純粋な検索需要。ラジャーはアラジンやジャスミン、ジーニーと比べてセリフがなく、名前が呼ばれるシーンも限られる。物語の主役級ではないため、「そういえば名前なんだっけ」という疑問が定期的に発生する。
第二に、「実写版で名前が変わった/消えた」という誤情報の拡散。2019年の実写版では、ラジャーはCGで再現されたものの、アニメ版ほど物語に絡まない。ジャスミンとラジャーの関係性を描くシーンはあるが、名前が明確に呼ばれる頻度は減った。この「出番の減少」が、一部の視聴者に「名前がなくなった」「別の名前になった」という誤解を生んだ。報道各社の実写版レビューでも「ラジャーの存在感が薄い」という指摘は複数見られた。
第三に、「ラジャーはオスかメスか」という考察。英語版ではラジャーは一貫して「he」で呼ばれるためオスである。しかし日本語版では性別を意識させる表現が少なく、「メスだと思っていた」という声も根強い。これは翻訳の際に性別情報が薄まる典型例で、名前の話とセットで語られることが多い。