日頃から作品を販売しているハンドメイドクリエイターたちに話を聞くと、100円素材をプロクオリティへと昇華させるための細やかな工夫が見えてきた。
成形時の厚みを3ミリから5ミリの間で均一に揃えるため、粘土板の両脇に同厚のルーラー(割り箸やアクリル棒)を添えて麺棒を転がす技術は基本中の基本だ。さらに、株式会社パジコなどの専門メーカーが手掛ける高級粘土用ツールを併用することで、細部のエッジ処理や表面のならし作業が格段にスムーズになるという。
また、成形途中で指紋を残さないために、水で濡らした指ではなく、少量のベビーオイルやウェットティッシュで表面を軽くなでる手法も現場の知恵だ。これにより、乾燥時の表面張力による微細なシワの発生を抑止できる。