総裁選の火ぶたが切られるタイミングは、政局の動向を占う最大のメルクマールです。党規約に基づく任期満了に伴う選挙の場合、通常は任期満了日の約1カ月前までに告示日と投開票日が設定されます。総裁選挙管理委員会が発足し、日程が正式決定されるプロセスそのものが、時の執行部と反主流派の主導権争いの舞台となります。
今回の選挙戦における基本的なルールを押さえておく必要があります。第1回投票は「国会議員票」と同数の「党員・党友票(地方票)」で争われます。全議席の過半数を獲得した候補がいればその場で新総裁が誕生しますが、乱立が予想される情勢下では過半数ラインの突破は極めて困難です。
勝敗ラインの目安として、各陣営がまず目指すのは「第1回投票で2位以内に食い込むこと」に尽きます。地方票で圧倒的な数字を叩き出し、議員票の不足を補うのか。それとも党内基盤を手堅く固めて議員票で上位を確保するのか。陣営ごとの戦略の違いが、序盤の数字に如実に反映されます。