この宿の最大の真骨頂は、何と言っても敷地内に湧き出る5つの自家源泉にある。毎分あふれ出る豊富な湯量を誇る源泉は、肌にやさしくまとわりつく上質な泉質で、訪れる湯治客の心身をじんわりと解きほぐしていく。
かつて東海道の要衝として栄え、歌川広重の浮世絵『東海道五拾三次』にも描かれた箱根路。徳川家康をはじめとする歴史の偉人たちも湯治に訪れたとされる名湯の歴史は、今も須雲川温泉や湯本の地に色濃く受け継がれている。緑豊かな樹々を見上げる絶景露天風呂に浸かれば、四季折々の風が頬をかすめ、まるで時を超えたかのような至福のひとときを味わえる。